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【比較】宅建とFP2級の難易度を徹底比較:ダブルライセンス所有者の経験談

 

コスパ最強の資格」

「法学系資格の登竜門」

「迷ったらこれを取っておけ」

 

などなど、

社会的にかなりの信頼を誇っている資格、

それが宅建です。

毎年、おおよそ20万人の受験者がいるマンモス国家資格です。

 

 

平成28年から法改正されて、

宅地建物取引士に名称変更され、一応士業への仲間入りを果たした扱いになっています。(いろいろ意見はありますが)

 

 

 

そして、宅建には若干、知名度は劣るものの、よく比較対象に出る

ファイナンシャルプランナー2級」(正式にはファイナンシャルプランニング技能士

通称:FP2級

 

こちらもユーキャンなどの資格の通信講座で、

常にランキング上位をキープしている人気国家資格です。

 

 

 

この人気国家資格の2つの難易度はよく比較されがちで、

おおかた宅建より若干FP2級の方が難易度易しめ」

と言われることが多いですが、はたして実際はどうなんでしょうか??

 

ダブルライセンス所有者のもちきちが、

経験を踏まえて解説します!!

 

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筆者情報

・銀行員時代に宅建取得(宅建士に名称変更後に合格)

・その数か月後、FP2級(AFP)取得

宅建には1度不合格、2度目で合格

・FP2級は1度目で合格

 

 

 

 

 

もちきちの結論

 

宅建の方がだいぶ難しい!!

 

 

 

 

理由は順を追って解説します。

 

 

もくじ

  • 宅建試験の概要と難易度
  • FP2級試験の概要(FP協会)と難易度
  • 2つの資格に共通すること
  • 難易度の結論

 

 

 

 

 

 

1,宅建試験の概要

 

宅建は毎年10月の第3日曜日に開催されていて、

全国で毎年約20万人の受験者がいます。

受験資格はありません。

 

宅建試験は4分野で構成されていて、

 

「権利関係」 14問

宅建業法」 20問

「法令上の制限」 8問

「その他・税」 8問

 

全50問

50点満点で、約7割の35点前後が合格ラインとなっています。

 

宅建試験は相対評価なので、

毎年合格率が12%~17%くらいになるように調整されます。

それゆえに合格点が決まっていません。

 

 

◎難易度

 

難易度については平均的とかよく言われていますが、

個人的には安易に取れない資格だと思います。

 

※これは資格を持っているから自慢したいとかではなく、

実体験に基づいた経験談なのであしからず。

 

 

「初心者が3か月で合格できる」

などとよくありますが、

平凡な人はムリではないけど「3か月では厳しい」というのが、

もちきちの意見です。

 

3か月で合格できる人は、

・学生など勉強時間を多く確保できる人

・法学部出身など法学の知識がもとからある程度ある人

・不動産業など、日ごろから宅建業務に携わっている人 

・地頭がとてもよい

 

 

などなど、こんな方たちだと思います。

もちきちを含め、平凡な人は3か月では勉強不足におちいると思います。

実際、もちきちも1度不合格になっています。

 

自分で思うにミスしたとかではなく、

原因は「単純に勉強不足だったな~」と思います。

初心者は、6か月は最低限いるかなと思います。

「経験者は語る」です。

 

 

 

 

 

  • 2,FP2級試験の概要(FP協会)と難易度

 

FP2級の試験は毎年1・5・9月の年3回行われています。

学科試験と実技試験の二部構成になっており、

下記の6分野に出題範囲は分かれています。

 

・ライフプランニングと資金計画

リスク管理

・金融資産運用

・タックスプランニング

・不動産

・相続、事業継承

 

 

学科試験 60問(各分野10問)

実技試験 5問(事例形式)

 

ちなみに実技試験とありますが、

実際に実技をするわけではなく、

「記述式問題を解く」という実務寄りの試験内容と

なっているという意味合いです。

 

受験資格はFP3級合格者、AFP認定講習修了者、

2年以上の実務経験、

厚生労働省認定の金融渉外技能審査3級合格者の4つです。

 

 

 

◎難易度

 

 

FP2級は学科・実技試験ともに6割以上取れば合格です。

ここは宅建相対評価と違い、絶対評価です。

6分野もありますが、足切り点などもなく、ある分野は0点、ある分野は10点など、

とりあえず全体で6割取っていれば大丈夫です。

 

合格率はおおよそ25%~30%で推移しているようです。

 

 

 

 

3、2つの資格の共通点

 

  • 独占がある

 

宅建士は「独占業務」があります。

この資格を持ってなきゃやっちゃいけない業務があるってことです!

(いいですよね。これだけでも資格を取りたいって気持ちがグッと上がりますよね。)

 

FP2級は「名称独占」があります。

ようはFP2級合格しないと、FPって名乗っちゃいけないよってことです。

(厳密にはFPはOK、FP技能士はダメです)

 

価値では、

「独占業務>名称独占」 ですね。

 

 

 

  • 転職・就職に有利

 

これが、この2つの資格の人気を押し上げている要因でもあります。

2つとも国家資格ですし、

やはりある程度の専門的勉強をしないと合格できない内容なので、

一定の評価を得られます。

 

 

 

③試験内容がかなり実用的、汎用的

 

宅建試験の各分野の実用性・汎用性はというと、

 

「権利関係」

民法」です。これははっきり言ってどんな会社にいても、

経営者だろうと、フリーランスだろうと誰でも知っていて損がない知識です。

 

宅建業法」

こちらは、結構不動産会社や住宅関連会社向けの知識ですね。

 

「法令上の制限」

これは、結構色んな業種で役立ちます。

不動産業や住宅関連業はもちろん、金融、公務員などお堅めな職業でも役立ちます。

金融では融資を行う際の不動産の知識として、

市役所の公務員などは都市計画に携わる場合はかなり役立つでしょう。

 

 

「税・その他」

こちらも③同様に、

不動産、住宅関連、金融、市役所などの公務員で役立ちます。

というか、税金を扱うところならどこでも役立ちます。

 

 

 

一方、FP2級の実用性・汎用性はというと、

基本的に金融業、保険業がメインです。

ですので、金融・保険業界では重宝されます。

 

さらにFP2級の良いところは

「生きていく上でかなり役に立つ(家計管理)」ということ。

ここについては、他のどの資格よりも断然FPが優れているところです。

取るだけで、かなり金銭管理がしっかりすると思います。

 

そのため、人の生活に関わる職業、

個人営業、住宅メーカー、

自動車ディーラーなどでももちきちはかなり役立つと思います。

 

 

このように、とにかく2つの資格とも

「試験内容の実用性・汎用性」がすごくいい!!

 

コスパ抜群ですね。

 

 

 

 

  

・・・<FP2級<<<<<宅建<<行政書士<・・・・他士業などなど

こんな感じでしょうか?

すみません、行政書士は受験したこともないので、想像です。

 

 

では!

もちきちでした!