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【資格】FPが役立つ理由・役立たない理由

こんにちは!

 

FP=ファイナンシャルプランナー

のことをご存じでしょうか??

 

最近では、人気上位の資格となっていて、

知名度も上がってきている印象があります。

ユーキャンなどでもランキング上位ですよね。

 

 

資産設計などを主目的とした資格ですので、

・金融機関

保険業

・住宅、不動産業界

・FP事務所

 

などで需要のある資格となっています。

 

 

ただ、FPは

「取っても意味がない資格の代表格」などの意見や、

真逆に、

「義務教育にした方がいいくらい誰でも取った方がいい」

 

など、評価が割れているのをよく目にします。

 

 

ほんとのところはどうなの??

というところの個人的見解を解説します。

 

 

「実際FPを取って役に立った??」

という疑問に答えるべく、

実際にFPを取得しての体験談を書きます。

 

 

 

 

【筆者情報】

・元金融機関勤務

・現国立機関勤務

・金融機関時代にFP 2級(AFP)取得

・現在は特にFPに係る業務はしていない

 

 

 

 

【目次】

①FPについて

②難しかった?

③役立った

④おすすめ参考書

 

 

 

 

 

①FPについて

 

受験資格などはこちらの記事でまとめています。

 

 

 

FP1級=FP事務所に勤務など、専門的にFP業務に携わる人向け(難しい)

FP2級=金融、不動産、住宅、保険業界などで、ある程度評価対象になる(普通)

FP3級=基本誰でも取れるため、持ってるんだな~程度で思われる(簡単)

 

 

ざっくりとこんな感じです。

基本的に、仕事上FP業務に携わる方でなければ、

2級まで取得していれば十分です。

1級はかなり専門的になります。

 

 

 

 

 

 

 

②難しかった?

 

 

筆者は、

FP3級(1ヵ月くらい勉強)

次(4か月後)にFP2級(+AFP)取得

 

 

難易度的には、

そこまで難しいと感じず、

3級、2級あわせて2ケ月かからない

くらいの勉強期間だったかと思います。

 

(※同時にAFPも取得したので、会社のFP研修には参加していました)

 

これは金融機関にいて、

元々ある程度金融知識があったというのももちろんあります。

 

感覚的には簿記3級くらいの難易度で、

FP2級は取得できました。

 

 

 

 

 

 

 

 

③役立った

 

はっきり言うと、

FP2級まで取ったからと言って、

何かすごく役立ったということはまったくないです。

 

FPって取ったからと言って、

独占業務があるわけでもないし、

ただ、FPって名乗れるよという

「名称独占業務」があるくらいです。

 

 

とくに日常の中で、

「FPです!」って名乗ることもないですし、

目立って役立つことはないです。

 

 

ただ、

個人的には取った方がいいと思います。

 

 

 

役に立たないのになぜ??

 

と思うかも知れないですけど、

FPの真骨頂は、

「生活に不可欠なことを浅く広く学べる」

という点だと思います。

 

 

 

FPの試験範囲は、

 

 【試験範囲分野】   →   【役に立つこと】

ライフプランニングと資金計画 → 年金、税金、社会保険

リスク管理 → 保険

金融資産運用 → 金融商品、資産運用

タックスプランニング → 税金、所得控除、決算書

不動産 → 不動産

相続・事業承継 → 相続、事業承継

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

上記A~Fの6分野を学ぶ内容になっています。

 

この6分野は、

「社会全体ってこう言う仕組みで動いているんだよ」

 

ということを浅く広く教えてくれます。

 

 

 

急ですが、質問です。

 

「年収に対して、税金・社会保険料って何割くらい取られてる??」

 

という問いにパッと答えられる人は、

少数なのかなと思います。

 

一般的な年収であれば、

年収の2です。

 

つまり年収400万でも、

手元に残るのは320万弱ほどです。

 

 

社会人であれば、

毎月必ず払っているものなのに、

どういう仕組みで払っているのか知らない人が

大多数だと思います。

 

 

こうした社会の仕組みを

浅く広く学べるのがFPです。

 

 

 

不思議に思いませんか??

 

学生時代には、

国語、数学、英語、科学、歴史などなどを

学んできて、

社会人になりいきなり働き始めたら、

社会保険料」と「税金」というほぼ初めて知るような

お金をとられることになります。

 

ん??

そんなこと一回も教わったことないぞって思いますよね。

 

しかも社会人2年目にいたっては、

住民税も取られ始めるから、なんなら1年目より

手取り収入減る方も中には。

 

 

これは、

所得税は先払い、

住民税は後払い

となっているためです。

 

こんな情報一切学校では学ばずに、

社会人になったら急に知らず知らずとお金を取られてる。

 

なかなか不思議ですよね。

 

 

 

この義務教育で完全に放置されている

情報・知識を補ってくれるのが「FP」です。

 

 

みなさん、どうでしょう?

「義務教育が役立ったなー」

と日常生活をしている中で感じることはありますか??

 

役に立ったなーと実感する人は少数派だと思いますが、

意外と「暗算」だったり、「字の読み書き」、「基本的な英語」だったりと、

知らずと役立っている場面は多いです。

 

 

 

FPの知識もそれによく似ていると感じます。

知識的には「浅く広く」金融関連分野を学びますが、

「役立ったな~」と実感する場面は少ないかも知れません。

 

 

でも、

「その言葉を聞いたことがある」、

「なんとなくその言葉分かる」

と言ったように、

意外と知らず知らずと影で役立っていることが多いと思います。

 

FPの知識ってなんかそんな感じなんですよね。

 

 

そして日本で生活する上で、

知らないよりは、

知っていた方が良い知識ばっかりです。

 

ですので、FPを取ることは、

結局「おすすめ」です。

 

 

これは、就職・転職に役立つという感じではなく、

日常生活をしていく上で役立つという意味合いで、です。

 

 

繰り返しますが、

転職などで役立ったな~という感じは

基本的にありません。

 

もしかしたら、

資格を持っているということで、

プラスに働いている面はあると思いますが、

それが就職・転職において

決定打にはならないと思います。

 

 

 

④まとめ

 

FPは誰もが生きていく上で知っているべき知識なので、

おすすめ」!

 

ただし、

就職・転職にかなり役立つわけではない。

 

というような感じです。

 

 

 

受けるのであれば、

 

日常生活で役立つ知識を得たい → FP3級

資産設計など多少深く知識を得たい → FP2級

 

こんな感じで、

生活に役立てたいなら、

3級まででも全然いいと思います。

 

 

最後に、

試験におすすめの参考書を

紹介して終わります!

 

参考

問題集

 

リンク

 

 

 

筆者は、

実際にこの問題集を使用していました。

 

理由は、

「1番見やすかったから」

 

これにつきます。

見やすさは人それぞれだと思うので、

受験を考えている方は、

見やすい1冊を見つけて勉強してみてください!

 

 

それでは!