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コロナウイルス 医療保険って必要?? 元銀行員FPの解説

 

「コロナの影響で医療保険の加入者増加」

 

「コロナで入院したときのために医療保険に加入しました」

 

 

コロナが出始めてからこのようなニュースを目にすることが増えましたね。

保険業界にとっては嬉しいニュースなのではないでしょうか。

 

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で!、メインテーマの本当にコロナに備えて医療保険に加入するえて必要はあるのか??ということ。

 

 

 

 

もちきちの結論→ 金銭的な意味では必要なし!

 

 

 

理由を解説していきます。

 

①大体は1か月以内での退院で済む

②特別な治療があるわけではない(高度な医療)

 

 

 

■①大体は1か月以内での退院で済む■

 

コロナでの入院日数は幅がありますが、

おおよそ1か月以内での退院で済んでいます。

けっこう長くみつもっても1~2か月の入院で済みます。

 

日本の社会保険には高額療養費制度というものがあり、

下図を参考

 

 【高額療養費制度】 ※70歳以上は計算方法が異なります。

所得

自己負担限度額

年収 約1160万円以上

25万2600円+(総医療費※-84万2000円)×1%

年収 約770万円~1160万円

16万7400円+(総医療費※-55万8000円)×1%

年収 約370万円~770万円

8万100円+(総医療費※-26万7000円)×1%

年収 約370万円以下

5万7600円

低所得者(住民税非課税)

3万5400円

 

 

簡単に言うと、「ひと月内の医療費は所得に応じて限度額が決められている」

つまり、「ひと月内では限度額以上に医療費を払う必要がない」ということです。

※差額ベッド代などは別途必要なので多少余分にかかることがあります。

 

 

平均的な所得の方であれば、ひと月内の医療費は10万円以内に納まりますので、

2か月入院しても20万円です。

20万円の出費をおそれて保険に加入する必要はないのでは??と個人的には思います。

これは貯金でカバーできる範囲の出費ですね。

貯金でカバーしましょう。

 

高収入の方は倍くらいかかりますが、高収入なのでおなじく貯金でカバーしましょう!

 

 

 

■②特別な治療があるわけではない(高度な医療など)■

 

現在ではコロナに対する有効な治療が確立されていないので、

医療費は高額だが効果的な治療など(先進医療など)がないということです。

 

たとえば、保険は効かなくて、かなり高額だけど、

大金を払えばコロナに有効な治療が受けれますよ!という医療技術があったとします。

 

そして、その高度な医療技術の費用をカバーしてくれる医療保険があるとすれば加入の検討の余地はあります(保険料にもよりますが)。

 

ただ、現在のところ、

・いくらお金を払おうと

・保険に入っているか入っていないかにかかわらず

 

「受けれる治療に差はない」ため、加入の必要はないと考えます。

 

大金持ちでも、低所得者でも受けれる治療内容に差がないですよね。

 

 

 

 

ただ!

1つだけ加入した方がいいパターンがあります!!

 

それは、

 

「精神的な安心をお金で買いたい人」です。

 

 

初めの結論でも書きましたが、

金銭的な意味では加入は不要です。

 

ただ、「保険に加入している」ということだけで精神的に安心する人もいることは確かなんです。治療に対する金銭的心配がないという安心感。

 

コロナとは関係ないですが、同じ病気で入院している人で比較したときに、

保険に加入している人の方が平均入院日数が短いなんてデータもあります(科学的な根拠はないです)。

これは金銭的に心配する必要がないという精神的な安心感から来るものなのでしょうか。

 

ともあれ、精神的な安心をお金で買いたいって人は加入していいと思います。

これは理論ではなく感情論です。

 

 

【最終結論】

理論的(金銭的)に言えば、必要なし。

感情論で言えば人によっては加入を検討してよい。

 

 

 

ちなみにもちきちはコロナ関係なく医療保険は不要と考えている派です。

理由はおいおい書いていきます。

 

 

おおざっぱ解説でした!

では!

もちきちでした。